ツイッターの広告売上…昨年比3倍の予測

 マイクロ Blog サービス『Twitter』の人気が確かなものになるなか、絶え間なく生み出される短いツイートを利益性のある事業に変えるためには、どのような方法が良いのか。

 これはハイテク業界で、以前から誰もが好む話題だった。

 単純な広告になるのか、企業ユーザー向けの有料カスタムサービスになるのか。あるいは、大手 Web ポータルや検索エンジンとデータを共有するライセンス契約なのか。

 無料の Web サービスの大半は、広告売上で運営を賄っている。Twitter がスポンサー型ツイートなどの営利広告に向かうのは、理にかなった行動だ。

 そして調査会社 eMarketer の最新調査報告によれば、広告展開という戦略は大きな成果をあげそうだ。

 セルフサービス型広告プラットフォームの立ち上げを準備している Twitter だが、eMarketer は Twitter がどれほどの売上を得るのか、明るい予測を示した。

 eMarketer の予測によれば、2011年における Twitter の広告売上は、2010年の推定4500万ドルから3倍以上に跳ねあがり、1億5000万ドルに達するという。2012年に広告売上は2億2500万ドルになり、米国外由来の売上も、全体としては少ないながら増加するとの予測だ。

 eMarketer のアナリスト Debra Aho Williamson 氏によれば、広告フォーラムとしての Twitter の勢いは、総合的に Facebook を含むソーシャルメディアの存続性が増大し、広告主にとって無視できない露出の場になることを示し得るだろうという。

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