ネット新聞大手を買収=ニュース事業強化へ−米AOL

 米インターネット事業大手のAOLは7日、同国のネット新聞大手「ハフィントンポスト」を3億1500万ドル(約260億円)で買収することで最終合意したと発表した。買収額のうち約3億ドルは現金、残りは株式で支払う。AOLは、監督当局の承認などを経て今年第1四半期か第2四半期中に買収を完了させたいとしている。
 ハフィントンポストは2005年設立。利用者が大幅に増加しており、現在の月間アクセス数は約2500万件に達している。
 AOLは買収により、ハフィントンポストとAOL傘下のテックランチ(ハイテク専門の有力ウェブサイトを運営)などを「ハフィントン・ポスト・メディア・グループ」として統合。オンライン、携帯電話、タブレット型端末などを通じて世界各国のニュースのほか、全米レベルあるいは米国内の地域レベルのニュースに至るまで、さまざな情報の提供が可能になるとしている。事業統合による月間アクセス件数は米国で1億1700万件、世界で2億7000万件となる。

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